これまで3社にわたり、コンセプトメーカーとしてヘルスケア領域の仕事に携わってきました。
経験や出会いから学んだ、売れていく商品と選ばれる人材の共通点についてご紹介します。
売れていく商品と仕事に恵まれる人材の共通点とは?
商品が売れ続けることと、絶えず仕事の依頼が届く人材には、選ばれ続けるという共通点があります。
ではなぜ、選ばれ続けているのでしょうか?
選ばれ続ける=勝つべくして勝っている状況
売れ続けるということは、必要とされ、選ばれる必然性があるということです。
選ばれる必然性を腹落ちさせるには、3つの要素を鮮明に伝えることが重要です。
選ばれる必然性を伝える3要素
代替できない強みがある
- 特定のマーケットにおいて他にかなうものがない。
強みを必要とする相手を理解している
- その強みが誰の役に立つのか正しく理解している。
相手の心をつかむ文脈がある
- その必要性を腹落ちさせる勝ちパターンのロジックがある。
選ばれ続けるためにマーケティングを活用しよう
モンスンが話したように、マーケティングはものづくりに限らず、ふたつの事柄をつなぐ際に広く活用できる考え方です。
市場 | つながり | 位置づけ |
消費 | 顧客と製品 | プロダクトマーケティング |
転職 | 企業と人材 | パーソナルマーケティング |
マーケティングはヒト・モノ・コトを豊かにする普遍的な考え方
URETECHでは、やさしいマーケティングを通して、ものづくりとキャリア形成を相乗的に向上させることを目指します。
記事を通して、みなさんのモヤモヤを解消したり、自分らしくはたらき、自分らしく生きるお手伝いができたら最高です。
ものづくりとキャリアを豊かにするミニマルなマーケティングを広めたい
これまで3社にわたり、ものづくりに関わってきました。
幸いにも多くの発明や新商品の立ち上げに貢献することができましたが、若い頃は弛まぬ努力こそ最たる自己投資と意気込むあまり、ワークライフバランスを大きく崩していました。
中間管理職から責任者となった後も、プレイングマネージャーとしての自分に誇りをもち、最前線にこだわり続けた結果、痛み止めの点滴で胃痛を和らげて現場に戻るなど、体調がすぐれない日が続いていました。
ある日、発熱とひどい疲労感に襲われました。
信頼するかかりつけのお医者様に診ていただいたところ、思わぬ言葉が…。
急を要する状態であることは、看護師の方へ電話指示の様相が物語っていました。
翌日に総合病院で精密検査を受けて、これでもかというほど採血しました。
その結果、大事に至らず、ウイルス性の症状と判明しました。
感染原因は過度の疲労によりからだの抵抗力が下がっていたこと。
しばらく仕事のペースを落として、本来の体調を取り戻すことにしました。
限界に砕けて気づいた歪んだ先入観
仕事のペースを落として冷静になったとき、ふと、気づきました。
自己投資に躍起になり、細部にまで神経を張り詰めて全力を投じていた自分のはたらき方にそもそもの問題があったということに。
確かに、苦労した分打たれ強くなるし、中身の濃い経験を積み重ねることができたかもしれない。
ただ、自分に対して厳しい期待値を儲けることは、いいことばかりではない。
とりわけ、健康を犠牲にするというトレードオフは成立しない。
それなら、どうするべき?
その答えを探すことにしました。
はたらき方を見直す教訓となった言葉
この言葉にたどり着いたとき、はっとしました。
あれもこれも全力ではなく、成果を挙げるために、本質的に重要なことに時間を費やすべきだったのです。
仕事を減らして成果を最大化する=ものづくりの本質を捉える
やるべきことを限りなくシンプルにして結果につなげるためには、結果を左右しない瑣末なことと、ものづくりの本質を見極める必要があります。
その答えはきっと、開発とマーケティングの融合にある。
そんなとき、NHKの番組で、あるマーケターの方が紹介されていました。
一流マーケターのプロ意識に痺れた!
この言葉、かっこよすぎて痺れました!
それと同時に、ものづくりのエッセンスを正しく理解するためには、マーケティングの知識が重要になることを確信しました。
成功へのビジョンを抜群の解像度で指し示すためには、ものづくりと消費をつなぐマーケティングの視点が欠かせません。
体系化された学問でもあるマーケティングは一般に、戦略性や思考力などの素養が求められ敷居が高い。
ただ、マーケティング自体にも本質的に重要な部分があり、それを最小限(ミニマル)にトリミングして噛み砕くと誰でも使える知識になる。
便利でミニマルなマーケティングをものづくりの方法論に仕上げて世の中に広げたい。
その感覚がURETECHを立ち上げる動機となりました。
ものづくりの現場の悩みを解決する糸口を提供したい!
ものづくりの現場には様々な悩みがあります。
- この技術すごいんだけど、どんな市場性があるかな?
- 指示が曖昧すぎて、この商品企画の意義が見出せない点…。
- 代わり映えしないコンセプトから抜け出せない…。
URETECHでは、こういったものづくりの現場の悩みを解消する糸口を提供したいと考えています。
会社という箱の外にある成長の種
職場の当たり前や暗黙のルールを成長の足かせにしない
多くの会社には、それぞれの職場で定説的な物事の進め方や暗黙のルールがある。
私自身も、転職後にそれを見誤り、組織間や同僚間の摩擦が生じて関係修復に苦心したこともありました。
ときには、到底無理な時間軸の商品化スケジュールが先行し、20回あまりもスケジュールを更新しながら、必然的に遅延するプロジェクトを咎められながら運用することも経験しました。
会社員である以上、職場のルールを軽視しないことも大切です。
ただ、それが自分の成長や思考の幅の足かせになっていないか注意する必要があると感じています。
自分らしいキャリアを描いてみよう!
会社から求められる答えの他に、あなた自身の答えについて考えてみましょう。
その自己解のなかに、自分が進みたいキャリアが見えてくるはずです。
URETECHを通して、それぞれの可能性を開花させ、自分らしいキャリアを実現するお手伝いができると何よりです。
思考の枠を取り払おう!
ものづくりやはたらき方に行き詰った時、思考を会社という箱の外へ連れ出してくれる。
そんな、ひらめきのヒントになる情報を配信していきます。
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